中学生で国語が極端にできない子には社会の教科書の音読をさせたらよい

中学生で国語が極端にできない子には社会の教科書の音読をさせたらよい

音読がいかに大切かをお伝えしたいと思います。成績不良のお子さんをもつお母様に是非読んで欲しい内容です。

お金は全くかからないので勉強と音読の関係性を理解して役立てて頂けたらと思います。それではいってみましょう!

国語ができないのは今までの生き方と家庭環境の影響が大きい

おこさんの国語力大丈夫でしょうか?

国語と家庭環境の話はこちらのページで既に書きました。

そして残念なことに国語力のなさが全教科に悪影響し、全体の成績がさっぱりな理由になっています。

たまに英語だけ他の教科と比べて比較的に平均点からの乖離が少ない場合があります。

英語は少しは他の教科よりもできるのかも?そう思うかもしれませんが、これにはちゃんとした理由があります。

小学校の時から英語の塾や英会話を習っているお宅もありますが、全体として英語は小学校の授業でのお遊びはおいておいて、中学校1年から本格的に学びます。

中学生の成績不良のお子さんはほぼ例外なく小学校でつまづき遅れています。

ですが、英語に関しては小学校で十分に学んでいないため遅れが他教科より少ないだけなのです。

中三や入試で長文に触れると国語力がないために全く太刀打ちできなくなります。平均点からの乖離も他教科と同様にいずれなります。

文章をスラスラ音読できるのに国語の成績が悪い子はあまりいない

現時点で国語の成績が悪くても音読を淀みなくスラスラ出来る子は指導すれば伸びるケースもあります。

国語の苦手なお子さんは、読めない字が多すぎる、音読の改行時に同じ行をまた読む、一行飛ばして読む、文字を飛ばす、勝手に文章を改造して読む、ひらがなの連続を間違えて読むなどびっくりするほど適当に読みます。

改行時に違う行を読んだり、ひらがなの連続を正しく読めないのは文字をひとかたまりとして読んでいないからです。

普通の人間は読みながら次の行の先頭を少しみているので間違えた行は読まないのですが、音読下手な子はこれができません。

そして黒板を写すときもかたまりで文字を見ていないので、他の子よりもノートと黒板の目線の移動回数が多いことになります。

つまり黒板を写すスピードが人より遅くなります。

このような無駄で忙しい作業をしていると黒板を写すのが精一杯となり、先生の話が頭に入ってこないという悪循環になります。

学校の授業に全くついていっていない生徒さんは週2回程度塾に来ても焼け石に水で成績は上がりません。

日々の学校での理解度が3割を切っているような状態だと毎日分からないことが雪ダルマ式に増えていくので、本人としても何をどうやれば良いか全く分からず諦めの境地に随分昔からなっているのです。

ですから親が行けというから仕方なしに塾にいくけれどもよっぽど相性の良い先生に指導してもらわない限り、やる気もでませんし、成績も上がりません。

音読は勉強の出来ない子にもそれなりの効果が本当はある

江戸時代武家の子供さんなどは漢文などを学ぶときに素読というものをしました。意味なんてわからなくても良いからとにかく読みを、文章を覚えるくらいに徹底して読む学習法です。

どの教科書を読んでもあまり意味は分かりませんから成績不良のお子さんたちには素読になります。

でも数学の教科書は読んでも意味ありませんし、英語は読めない単語が多すぎで実行不可能ですし、理科の教科書は実験や図が多く音読向きではありません。

英語の音読は勉強できるお子さんには大変効果的な学習方法です。

そこでタイトルの社会の教科書音読になるわけです。

特に歴史はある種の物語になっていて、背景や理由なども書いてありますし、他教科の教科書よりなぜか漢字にルビが多く打ってあるのです。

この社会の教科書を音読することによって社会の成績があがる上に国語の成績も音読の副産物として伸びることが期待できます。

音読の宿題は確認ができないのが最大のデメリット

音読はお金も一切かからず効果も大きいのでなかなか素晴らしい学習方法なのですが、塾として勉強の出来ないおこさんへの宿題にはできません。

それはやったかやってないかの確認ができないからです。

やってなくてもやったと言えば済みます。

ですからこれは周りのサポートなしには無理です。お父さんでもお母さんでも兄弟でも聞いてくれる人が周りにいないと意味がありません。

できれば読み間違いなどを指摘してあげられると良いのですが、台所仕事をしながらとか○○しながらでもいいと思います。

効果の上がらない塾に行かせるよりも○○しながらお子さんの音読を聞いてあげる方が1円もかからず効果的です。

面倒かもしれませんが、音読を聞いてあげるだけで塾代が浮くと思えばお金が儲かってよいではありませんか。

そして今まで教育に無関心だったりお金をかけてこなかったツケは外注ではなくご自身で払われたほうが、親子のコミュニケーションにもなり一石二鳥だと思います。

私は教育にお金もケチらなかったし、一緒に勉強もみてきたわ!

でも成績が酷いの!という方もいらっしゃるかもしれません。

その場合はお子さんにLD(学習障害)などもある可能性があります。

私はそちらに関しては意見を述べる立場にありませんので申し訳ありませんが控えさせて頂きます。

安くて効果のある通信教材はこれです!

あまりにも成績が悪い子は塾に行っても伸びません。
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