小学校や中学校で習う人体の仕組みを幼児期から楽しく学べる教材
小学校や中学校で習う人体の仕組みを幼児期から楽しく学べる教材
↑の画像はアマゾンにリンクしています。どんどんめくってはっけんからだのしくみ!
2000円とちょっと値が張りますが、好奇心旺盛なお子さんは遊び倒して知識つけまくってくれるでしょうから高くありません。
実際に目で見て確認できないから体のつくりは難しい
体の表面から分かる手足や頭背中などは目で見て分かります。
けれども心臓や肺、腎臓、胃、肝臓などの臓器や血管などは外側から見ても分かりませんので、大人もそうですが特に子供にはイメージすることが難しいです。
ですから教科書やワークなんかにはイラストや写真などの画像が多く用意されていて視覚でもわかりやすいようにはしてあります。
今の子は興味のないことは覚えられないと訴える子が多くいるように感じています。
これは共稼ぎの世帯が多くなり、子守の代わりにゲームやタブレットを買い与える年齢が下がっていることが関係していると思われます。
小さいうちに読み聞かせをしてやるなどの余裕のある親御さんは減っているのかもしれません。
ですが、子供が何に興味を示すかは色々な教育的によいものを与えて反応をみないといけません。
物事に興味が持てない最大の理由はその対象との接触回数がすくないから
例えば幼児期に何気なく英語のCDをかけておくだけで、特に意識して勉強させなくても少なくともその子は英語アレルギーになる可能性は低くなります。
毎日自然と聞くことで脳に英語に対しての親しみがでてきます。
色々な形の積み木で遊んだ経験があれば、小学校や中学で習う空間図形で躓かない可能性があります。
両親が本好きであるのが一番理想的です。偏ったジャンルではなく、幅広い物を親自身が楽しんで読んでいる様子を見て育つ子供が本好きにならないわけがありません。東大生の親は良く本を読むことが分かっています。勿論東大生自身も多読します。
上で紹介しためくって発見からだのしくみ!のような絵本は楽しみながら人体との接触回数を増やせるのでとてもよい本だと思います。このような本をまだ字が読めない段階でもどんどん与えてやるとよいです。
読みやすいライトノベルの読書はどうなのか
ライトノベルばかり読む中学生がいます。
ライトノベルも本なので本を読めば学力が上がるか?というような論争があり、ライトノベルなんて低俗で平易な文章を読んでも学力など上がらない、嫌易しくても文章は文章だから文字を読むトレーニングになるなどの意見があります。
まず塾などで多くの生徒さんを見てきた経験上、ライトノベルを好む子供はまず学力が低い子が多いということです。
そしてライトノベルの依存度もゲームの依存度も高いほど成績は低いです。
成績良くてもラノベを読んだりゲームをしたりする子も勿論いるのですが、勉強をしっかりしたあとの息抜きとしています。
ライトノベルもゲームも実際にはありえない舞台でありえないことが起こる現実逃避エンターテイメントです。
ですから自由時間を全てラノベに当てる場合と全てをゲームに当てる場合では、多少ラノベの方が漢字に強くなったり文章読解にほんの少しは役にたつかもというレベルだと思います。
やるべき勉強をしてやる息抜きとしてのラノベやゲームは問題ないです。
しかしやるべき勉強から逃げて、ラノベやゲームなど現実逃避的な遊びに逃げ込むことはその後の人生も逃げ続けることになる可能性が高くなってしまいます。
勉強をそこまで嫌いにしたのは親の責任?
非常に心苦しいのですが、「YES」としかいいようがありません。
親が本どころか新聞もとってはいるもののあまり真剣に目を通していない、本など家に殆どない、食卓で幅広い知性ある会話ができていない、家ではテレビばかり見ている、本や参考書の類を買い与えたことがない、子供に質問されても面倒なので後でとか言ってきた。
このような環境で子供が勉強に興味を持つ可能性は非常に低いです。
ゲームなどの本能的に面白そうなものにしか興味を持てない環境を作っておいて、成績が悪いとゲームやラノベをやめて勉強しなさい!とヒステリックには叫ぶのは親御さんのストレス発散以外の効果は1mmも出ません。
勉強できないことを全部子供のせいにして責任を負わせるのはあまりにも酷です。
親の言葉遣いで子供の成績の悪さが理解できる
家庭を訪問したときに「先生きたよ~」と子供に伝えるお母さんがいます。学力の高いお子さんのお母さんは「先生いらっしゃったよ」と敬語を使えます。
たったこれだけのことで家庭の内情が計り知れるのです。
親御さん自体もあまり学力が高くなく、子供にゲームにしか興味を持たせることができなかった、でも勉強は大切だし子供には勉強ができるようになってほしい。そう思ったならばゲームやめろと叱りつけるのではなく、まず正直に謝ることだと思います。
「勉強できる子の家庭のように本をたっぷり買ってやらなかったし、知的好奇心をくすぐるような会話もしてこなかった。家ではお酒飲んでテレビをみてばかりだった。こんな環境でゲーム以外に興味もつことなんてできなかったよね。でもやっぱりこれじゃいけないし、勉強はやっぱり大切だから出来る限りの協力はするから一緒に勉強しよう!」
自分もできなかった勉強を子供には強いてよい結果を求める。これは都合が良すぎます。
親御さん自らサポートを買ってでて、何に躓いていて、どうすれば少しでも成績が伸びるのか、業者に丸投げせず一緒に頑張っていくことができれば一筋の光が見えてきます。
賢い家庭で育って成績のよい子が仮に14歳であれば、14年分のよい環境がそこにあるのです。
その14年をちょっと塾に行ったからと逆転できる可能性なんて、その子がよほどの天才でない限り0に近いです。
今より少しでもまともな成績にするためには親の力なくして成し遂げられません。