地理ができない中学生は日本地図も世界地図も頭に入っていない

県庁所在地どころか県の位置を全く覚えていない中学生

もっというと八地方区分(北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州沖縄)すらわかっていない中学生は大勢います。

その県がどこにあるかも知らない状態で学校の授業に出ていても何も頭に入ってきません。

世界地図に関しては各国がどこにあるか知らないのは当たり前でヨーロッパ、アフリカ、南米がどこらへんのことを指すのかわかっていません。

環太平洋造山帯は日本列島を含める太平洋を囲む火山帯です。一方アルプス・ヒマラヤ造山帯は読んで時の如くアルプス山脈からヒマラヤ山脈にかけて東西に伸びる火山帯です。

この二つは中学の地理のテストでよく出るのですが、逆に書く子がいます。

太平洋がどこかわかっていないこと、アルプスがヨーロッパ、ヒマラヤがアジアであることを知らない。つまり地図に関する知識がないことが原因です。

地理の基本は地図です。気候、高緯度か低緯度か、地形、海の有無、隣国との関係などがその地域の文化、産業などに影響します。

最低限の地図の知識(等高線や縮尺などを含まない)なしに地理の学習をすることは九九を知らずに方程式を解くようなものです。

地理がこのように壊滅的だと当然歴史もできない

歴史は戦争の歴史でもあります。どこの国とどこの国が戦争して、、、というのは日本国内、海外に共通していることです。おのおのの場所がわかっていないのに歴史は得意!とかありえません。

小学校5年とかで日本の地図は習いますし、県庁所在地もテストされます。ニュースで県名のでない日はありませんし、バラエティー番組でも県名は出ます。どの教科も遅れていてわからない状態ですと、テレビで県名が出たりしても知らないことに疑問を持ちませんし地図帳を開いてまで確認しようとも思わなくなります。

ということでフランスやイギリスがヨーロッパであることを知らない、宮城県と宮崎県の区別ができないというような中学生は社会以外の教科も悪い傾向があり概ね五教科500点満点のテストで平均点から100点以上下にいます。

社会に限らず小学校で習う基礎的なことを理解・暗記していない状態で中学生になると、取り返せないほど平均的な子と差がついてしまい勉強に対するやる気も削がれてしまいます。

こんな子供に育たないために小学生のお母さんが読むべき通信教育に関するページ

ここまで酷い状態ですと塾などの集団授業についていくことは不可能です。お金はかかりますが、家庭教師かオンライン家庭教師に頼るしかありません。

今まで教育にお金をかけてこなかったしっぺ返しはあとになってくるものです。

小さいときの絵本や図鑑、教育漫画などが後々の学習に現れてきます。

小さい時に読んでおくべき地理関連の良書

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子供絵画指導のカリスマと呼ばれている、あきやまかぜさぶろう先生の絵本です。とにかくイラストがかわいらしく3歳、4歳のお子さんが一週間で都道府県とその場所を覚えちゃった!という喜びの声が多くレビューでも見られます。

小さいうちに覚えた記憶は三つ子の魂百までもではないですが強烈に脳に刻まれます。例え全て記憶できなかったとしても幼少期の懐かしい思い出として脳にインプットされますから、後に小学校や中学校で本格的に学ぶときにプラスイメージとしてよい風に作用します。

百人一首をわけもわからず覚えた子供が将来古典好きになる傾向があるのと同じ原理です。今回は地理の本ですが、できるだけ多くの分野の絵本や教育本を見せて何に興味を持ち、どこを伸ばしてあげればよいの知ることは大変重要です。

【地図でよくわかる世界の国大百科】
4人のお子さん全員を東大理Ⅲに合格させた佐藤ママが絶賛している世界地図本です。日本地図が終わったらこちらに移行したいところです。

テストにでることがまとまっていないとおバカなアマゾンレビューがありました。教養というものはテストにです範囲だけで身に付くものではありませんし、テストででること以外をいかに知っているかで豊かに生きられるのです。

テストで30点の子はその範囲において30点分の知識しかないことは明確ですが、100点の子はきっちり100点分の知識しかないのか1000点分の知識があるのかは点数では計れません。きっちり100点分だけとって欲しいなどと考えるのは効率だけを目指す教養のないお母さんでしょうね。

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