成績の悪いお子さんに勉強しろと怒鳴らないでください。同情してあげてください。

勉強嫌いの子供にしたのはあなた!叱られるべきはあなたである!

お子さんに学習障害がなく、家庭学習のサポートもしっかしりしてきて絵本やブロック、知育玩具、本、参考書、習い事などの教育費もかけてきたのであれば、そこそこの学習レベルに到達しているはずです。

幼少期に学習習慣をつけず、ゲーム、漫画、テレビ、スマホを使い放題の勉強には悪い環境で育ったお子さんは例え受験期であろうと自ら机に向かうようなことはありません。

それにしびれを切らし勉強しろ!とどなるのはとても理不尽なことです。自ら勉強する子に育っていないのですから。

家族でバラエティー番組をゲラゲラ見て楽しみ、受験期の子供だけはそれを見られず勉強しろと部屋に閉じ込められる。

勉強できる子は親が勉強できるように育てています。

小さい内から自発的に学習できるように具体的な指示を出して仕向けています。

子育ての本や、賢い子に育てるためには○○なんて本をたくさん読んで知識も増やして自分の家庭でもできそうなものをうまく取り入れたりしています。

賢い家系に育っていればそんな類の本を読まなくても親にしてもらったことを子供にもそのまま実践しています。

そして考えることが苦痛でなくなっているので、親から受けた教育でここは良くなかったから自分はこうしようなどと応用しています。

ほぼ母親の幼少期からの子供に対する方針と接し方、子供の知能を高めようとする努力が学力を決定づけています。

机の上での勉強が始まるずっと前から子供の方から自発的に物事を行えるような訓練を、指示であると子供に悟られないようにうまく与えています。

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勉強しろ!と言われても何をどうやればよいかさっぱりわかりません!

運動神経が悪く、スポーツの知識も興味もなく、おまけに体力も全くないうえにボールの一つすらない家に住む子供に「運動しろ!」と怒鳴っても何をどうすればよいのか全くわからないことでしょう。

全教科学校の先生の話している言葉の意味がちんぷんかんぷんな状態で、学校の教材しか武器がなく、教科書を読んでも何もわからない。

そんな状況で一体何を勉強すればよいのでしょうか。

そんなわけのわからない状況なのに学校に休まず行ってることをまずは褒めてあげたいところです。

学校で何時間も意味不明の外国語の授業(意味不明だれば理科も数学も外国語と同じ)を毎日ただぼ~っとやり過ごしています。かなりの苦痛だと思いますよ。

空想したり、落書きしたり、居眠りしたりいろんなことをしないと退屈でたまりません。

もはやわからないことだらけなので、どこから手をつけてよいかすらわかりません。

それでも進路を決めないといけなくなる時期なんかには泣きたくなるかもしれません。そのような時でも「勉強しなさい!」しか言われないならお手上げです。

そしてもしかしたらお子さんは発達障害かもしれません。

怒鳴るのではなく具体的なサポートを申し出ましょう

勉強しろ!というのはあまりにも具体性に欠ける駄目なワードです。
まともな人間になれ!と言われても何をどうすればよいか分かりません。
借金などしないまともな人間になれ!などともう少し具体的に言ってもらわないと理解不能です。

一緒に教科書読むところからやってみようか?英単語覚えることぐらいならできるかな?ユーチューブで解説動画ないか一緒に探してみようか?やさしい参考書一緒に買いに行こうか?

読めない漢字にルビを打とうか?読めない英単語の読み方書こうか?簡単な問題を一問一答形式で出してあげようか?

このような提案のもと、例え親が指導できる学力を有していなくても同じレベルで一緒に学んだり調べたりわかりやすい参考書を買うようなことは大人なのでできるはずです。

その全てを放棄して「勉強しなさい!」と怒鳴るのは勉強出来ない子に育てておいて卑怯極まりません。(発達障害である場合は卑怯では全くありません)

せめて子供向けのコーチングなどを勉強して少しでもお子さんの自己肯定感を向上させる試みをしてみてい下さい。

きつい言葉を重ねてしまいましたが、勉強できないお子さんは他人の痛みが分かる素晴らしいお子さんです。人を悪く言ったりしませんし、心の優しいお子さんでもあります。

このように育てたのもまたその親御さんなのです。尊敬します。勉強のできる性格の悪い子よりも勉強できなくても優しい子の方が個人的に好きです。

勉強できない子に勉強という土俵で勝負させてはいけない

私は勉強できることがそれほど良いことだと考えていないので、勉強できる子に育てなかったことが悪いことだとはこれっぽっちも思っていません。勉強できないせいで子供が劣等感を覚えるのは可愛そうだと思いますが。

でもそんな時に「勉強なんてできなくても全然困らない!」「何か自分に合うものを探してそっちを頑張ろう!」と親が言ってさえくれれば子供は救われると思うのです。

勉強できる環境や勉強できる子に育てる家庭教育をしてこなかったにも関わらず勉強にこだわり結果を求める態度こそが悪いのです。

世の中勉強が全てでは全くありませんし、勉強ができないということはそれに付随する将来の職業を選択時に削ることができるのでより自分に合った仕事を選べる可能が高くなります。

仕事としてやっていける方面の知識やスキルを早くから意識して伸ばしていけば幸せにもなれるのではないでしょうか。

勉強に価値を見出す人は勉強すればよいし、そうでない人はしないで他の価値あるものを探せば良いと心から思います。

勉強以外で価値のあるものを見つけることを手助けする

勉強以外で興味のあることといえば勉強できない子にとって非生産的なものばかりあげます。

ゲーム、アニメ、ユーチューブ、など受け身で頭を使わなくてよい暇つぶし要素の強いものばかりを好みます。

そして勉強できない弊害として、例えばゲームクリエイター、アニメの声優、ユーチューバーなどになりたいと簡単に言います。どれくらい難しいか考えようともしないで、ただなりたい!となります。

ゲームはプログラミングなので勉強できないなら無理。声優は声の質次第ですがライバルも多い。ユーチューバーは戦略が必要ですし競合が多すぎます。

そして大人になればそんな夢は中二病のなせる業だと理解することになります。

ですからもっと現実味と価値のある何かを探す手助けは親であるあなたが手伝ってあげなくてはなりません。

親子で力を合わせて興味あるものを真剣に愛情を持って探せばお子さんに合うものが必ず見つかることと思います。

そうはいいつつも少しは勉強できるようにしたいのであれば、塾ではなくオンライン家庭教師という選択になります。

塾の集団授業にはお子さんはついていけないでしょうし、教師1対生徒2,3などの個別も難しいでしょう。完全個別の家庭教師を週2回以上つけないと効果は現れにくいです。

高くて無理!なら通信教育教材は安くて良いです。成績不良の生徒さんには継続できないと思いますが。

毎日30分でも良いので例え指導できなくても一緒に悩んだり解決策を親子で考えたり一緒に勉強することが一番効果があります。おこさんのことを一番知っているのは教師や業者ではなくあなたなのですから。