中学英語で躓く理由。単語のスペルが苦手で覚えられない

あなたのお子さんは英語で曜日を全て書くことができますか?

日曜日Sunday 月曜日Monday 火曜日Tuesday 水曜日Wednesday 木曜日Thursday 金曜日Friday 土曜日Saturday

中学の英語で平均点程度は取れているような生徒さんでも7曜日を英語で書かせると全ては書けない子が大勢います。

英語が苦手なお子さんですと、スペルが書けないだけではなく発音と曜日が一致しないというもうトホホとしか言いようがない状態です。

ですから初対面の中学生に七曜日を英語で書いて!とお願いして全て正確に書くことができればそれだけで平均以上の英語力を持っていると推測できてしまうのです。

英語のスペルが発音と一致していると勘違いしている

schcool を skuluとしたり classをclasu, crasu, bagをbagu, book をbooku など例を挙げればきりがありません。

音で聞いたままをローマ字で当てはめようとします。

上記したように最後を「u」で終えてしまうミスが多いです。家house も hausuとします。とりあえずUで終わる英単語はほとんど、そして「o」で終わる単語はあまりないよ!と教えましょう。

その上で単語を本当の発音でなくローマ字で読んで書いて覚えるようにします。

例えばapple はアププレとなります。アップル、アップルと読みながらappleと書いても覚えるのは難しいです。

他には特殊な読み方で覚える方法もあります。野球baseballはバセバ11や学校schoolはすしH001(すしえっちゼロゼロワン)などです。

水曜日はウェドネス 土曜日はサッと湯あるで!

曜日に戻りまして、難関は水曜日、木曜日、土曜日です。

水曜日Wednesはまずdayを抜かすと6文字であることを教えます。そしてそれを真ん中で割り、Wedとnesに分解しウェド・ネスとします。そうするとWedonesuと書いてしまうのですが、6文字縛りと[o]と[u]で終わらないルールのあわせ技をここでも確認します。

Thursdayは本当に難しいです。書いて覚えるもしくはT H U R Sと一文字一文字アルファベットで何回も読むとか、ティーフルスとか強引に覚えるしかありません。

Saturdayは土曜日なのでおやすみで昼食は手抜きしたいのでカップ麺でも食べましょうかということによくなります。だから手抜きでサッと湯あるで~ です。Sat サッと u 湯 rある

椅子chairのスペルの覚え方

chair書けない子多いですね。この方法で教えても入らない子もいるのですが、トライだけしてみましょう。

まず空気airを教えます。次に髪の毛hairを教えます。そして最後に椅子chairを教えます。

air hair chairとairを基本に一文字ずつ足していくと椅子が完成します。しかしこのわずか3文字のairを覚えられない子もいるので本当にトホホです。

スペルは発音通りに書こうとするのに英単語はローマ字読みするという地獄

Mike wants to China with his friends.

ミケ・ワントス・トゥー・チナ・ウイッチ・ヘズ・フレンドス

なぜか猫ちゃんとワンちゃんが入っています。そしてどいうシステムなのか理解に苦しむのですが、1年の段階で関係代名詞whichを知らない状態でwith をウイッチと読みます><

tsをツと読めないしdsもズと読めません><

his ヒズに関してはローマ字読みしてせめてヒスとか読んで欲しいのに代名詞のところで混乱してheとhisが混じってヘズと読む子がいます。

このように英語の基本である発音とスペルの段階で躓いていると、どんどん分からなくなり英語の泥沼にはまってしまい抜け出せなくなります。

ここまで酷い状況だと英語以外の他教科の学力も低い

上にあげたような英語力の生徒さんで、中学3年生であったならばもう英語は諦めて他教科を伸ばすほうが全体の成績はあがります。毎日つきっきりである程度の時間指導できるのなら良いですが、他教科も見つつの週1回とかの授業では本人に尋常でないやる気がある場合を除いて時間的に無理です。

教科に関わらず単純なルールや決まり、法則などを何回やっても自分ではわからない、見つけられない子が勉強のできない子です。

このような英語力にも関わらず数学は得意!という子が稀にいますが、大抵の場合は他教科の成績も酷いです。

語学力を身につけるためには膨大な時間がかかりますから、1年の初期にすぐ対処できればよいのですが、このような状態のまま3年生に突入しているならば英語は捨てて他教科に努力を回す方が効果的です。

こんな風なトホホな中学生にならないためにもコスパの高い英語教材を小学生の時期からやっておくべきです。

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