話す地球儀と幼児教育の関係性について考えた。最新のAR地球儀とは?
しゃべる地球儀を友達のお宅で発見した話
ママ友のお宅に遊びに行った時にしゃべる地球儀を見つけました。いつもはリビングにはないのですが、もう使わないので捨てようということになったそうです。
その地球儀にはタッチペンがコードで繋がれていて、地図上の国をタッチすると国歌が流れてきて人口や面積などの地理情報を教えてくれます。
また面積モードにして地図上の2つの国をタッチ、日本とアメリカを選択すると、「アメリカの面積は日本の面積の約25倍です!」などと答えてくれます。
大人の私でも面白くてママ友とのおしゃべりを中断して夢中でしゃべる地球儀で遊んでしまいました。
商品はドウシシャのしゃべる地球儀というものでした。
それで中学1年生の息子さんが地理が得意なのか尋ねると全然得意ではないとのこと。購入したのは幼稚園の時だったが、全然この地球儀で遊んでくれなかったとのことです。
詳しく聞くと単に買い与えただけで、親子で一緒に遊んでいなかったようです。「あ~そうだったんだね」で別の話に移りました。
3万円と高価なものですが、買い与えただけではただの飾りになってしまいます。普通の地球儀ですと、レトロスタイルであればインテリアとマッチし置物としても素敵ですが、こんなガジェット感むき出しのおもちゃ地球儀ですと子供部屋においておく分にはよいですが、リビングなんかには置けません。
そんなインテリアの話をしたいわけではなく、このような知育玩具は親子で一緒にやらないと意味がないということです。
知育玩具は親子で楽しむ姿勢が必要です
私のママ友の息子さんが地球儀知育玩具に興味を持たなかったのは玩具に問題があったわけではなく、操作がちょっと難しい上にパパやママが一緒に遊んであげなかったことに原因があります。
折角3万円もかけたのに結果的には宝の持ち腐れとなってしまいました。
「フィンランドはどこかな?速く探した方が勝ちね!」などといって一緒に探して遊びます。こちらがわかっていても時間をかけて子供に探させます。ギリギリのところで先に見つけて「おしかったね~」とやったり、わざと負けたり。男の子は特に競争心が強いですからちょっと子供を勝たせる程度にコントロールすれば「もう一回やろう!」としつこくせがんできたりしてくれます。
とにかく子供に勝たせて自信を持たせることが大切です。その際○○君は地図博士だね!とか大げさに褒めてあげると良いです。叱られた記憶よりちょっとでも褒められた記憶は長く残り、その分野の興味も強く成長します。
一緒に遊んであげる時間がなかったのであれば一人でも遊べ安くて木製の地図パズルのほうがよかったと思います。
最近の地球儀知育玩具はARになっていて驚いた!
ヴァーチャルリアリティ(VR)はおなじみの用語になってきましたが、拡張現実であるARはまだまだ浸透していないIT用語ではないでしょうか。
ARは現実の空間をスマホやタブレットなどのデバイスを通して見ることで情報を追加して見ることができます。
こんなイメージですね。
タブレットを通してニューヨークをみることで自由の女神が立体になって写ります。地球儀でちょっとした世界旅行が実現してしまう時代に突入したわけです。
これなら地球儀を見るだけよりももっと興味を持ちながら楽しむことができます。これまでの平面的だった学習がこれからは立体的な学習へと移行していくでしょう。
数学などで空間図形が苦手なお子さんが大勢いらっしゃいますが、平面で説明されるより立体図形を立体のまま実際にみることができれば理解も深まります。幼少期にブロック遊びをしていたお子さんは概して空間図形に強いものです。
こちらがアマゾンで買えるAR地球儀です。
こちらの商品はお子さんの見やすさも考慮してタブレットで使うAR地球儀となっています。ipad対応です。
大人の実社会ももの凄いスピードとともに現在進行形で変化していますが、子供の教育事情も同様のようです。